マイブーム

デジタル大辞泉 「マイブーム」の意味・読み・例文・類語

マイ‐ブーム

《〈和〉my+boom》自分の中での流行。自分が現在集めているもの、興味をもっているものごとをいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

とっさの日本語便利帳 「マイブーム」の解説

マイブーム

一九八〇年代以降の「豊かさ」の実現と個人の関心多様化により、「先端」こそがカッコいいという生活美学に基づく「先端」の追求は次第に失速し、各自価値観感性に基づく等身大の「個性」が追求されるようになってきた。それは、ひとりひとりの「こだわり」が確立しつつあることを意味しており、「多様化」=「すみわけ化」を前提とした上での消費こそが、九〇年代消費社会の本質といえるのである。そんな「すみわけ」状況を象徴することばが「マイブーム」である。これは、イラストレーターのみうらじゅんの命名したものであり、多くの人を巻き込む社会的流行=「マスブーム」と違い、ひとりひとりが自分の関心のある趣味やテーマを追い求める状況を指している。いってみれば、それは個人の嗜好そのものなのだが、あえてそれを「ブーム」という言葉に置き換えることで、世間に影響を受けない個人の自発的意志を強調しているのである。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む