マグノックス炉(読み)マグノックスロ

デジタル大辞泉 「マグノックス炉」の意味・読み・例文・類語

マグノックス‐ろ【マグノックス炉】

コールダーホール型原子炉」の異称天然ウランの金属棒をマグノックスと呼ばれるマグネシウム合金で被覆した燃料棒を使用することから。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のマグノックス炉の言及

【原子力】より

…アメリカが軽水炉の開発に特に熱心であった背景には,オーク・リッジ,パドゥーカ,ポーツマスの3濃縮工場を有効に利用したいという国策上の意図があった。 フェルミらによる世界最初の原子炉に用いられた天然ウラン燃料・黒鉛減速・ガス冷却型の考え方は,イギリスにおけるプルトニウム生産炉にも利用され,これがイギリスの初期の商業用発電炉コールダ・ホール型炉(マグノックス炉ともいう)の基礎となった。また,サバンナ・リバーのプルトニウム生産炉で用いられた重水減速冷却型の考え方は,初期のころ研究用原子炉として各国で研究された。…

※「マグノックス炉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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