燃料棒(読み)ネンリョウボウ

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「燃料棒」の意味・読み・例文・類語

ねんりょう‐ぼうネンレウ‥【燃料棒】

  1. 〘 名詞 〙 原子炉用の棒状燃料。ふつう、酸化ウランを筒状の被覆管に密封したもの。実際には、これを数十から数百本束ねた集合体を単位として使う。〔現代科学(1957)〕

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世界大百科事典(旧版)内の燃料棒の言及

【核燃料】より

…実験炉〈常陽〉を設置して日本でも開発が進められている液体金属冷却高速増殖炉では,プルトニウムの高速中性子による核分裂を利用するが,燃料心材はプルトニウムとウランの混合酸化物であり,被覆管としてはステンレス鋼を使用している。冷却材の温度を高めるためと高速中性子の吸収はあまり物質によらないことからステンレス鋼が採用され,また出力密度を高めてもペレットの温度があまり上がらぬように,燃料棒の直径は約6mmと軽水炉にくらべて非常に細い。イギリスで開発され,日本でも1基稼働している黒鉛減速炭酸ガス冷却炉(東海1号炉)では,心材として金属ウランを使用している。…

【原子炉】より

…燃料中に発生した熱は冷却材により運び出される。冷却材は燃料集合体中の燃料棒と燃料棒の間を流れる。冷却材に要求される条件は,熱輸送能力が大きく,中性子吸収断面積が小さく,かつ中性子などの放射線により分解したり放射性物質を生み出したりしないことなどである。…

※「燃料棒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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