ましない

大辞林 第三版の解説

ましない

( 連語 )
〔丁寧の助動詞「ます」の未然形「まし」に打ち消しの助動詞「ない」の付いたもの。「ましねえ」となることが多い。近世江戸語〕
丁寧な打ち消しを表す。…ません。 「江戸さ行つて、行衛が知れ-・ねえ/洒落本・道中粋語録」 「是だものを、いくぢはござい-・ねえ/滑稽本・浮世風呂 3」 〔近世江戸語では、丁寧な過去の打ち消しの言い方として「ましなんだ(ませなんだ)」があり、「ましない」はその現在形にあたる〕 → ましなんだませなんだません

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精選版 日本国語大辞典の解説

まし‐・ない

(丁寧の助動詞「ます」に打消の助動詞「ない」の付いたもの) 丁寧な打消を表わす。ません。近世後期江戸語で用いられた。「ましなんだ」の現在形にあたる。
洒落本・道中粋語録(1779‐80頃)「江戸いって行衛が知れましねへ」

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