道中粋語録(読み)どうちゅうすごろく

改訂新版 世界大百科事典 「道中粋語録」の意味・わかりやすい解説

道中粋語録 (どうちゅうすごろく)

洒落(しやれ)本。山手馬鹿人(やまのてのばかひと)(大田南畝(なんぽ))作。勝川春章画。一名《変通軽井茶話(かるいざわ)》。1779,80年(安永8,9)ごろ刊行。1冊。中山道の宿駅軽井沢に取材したもの。2人の宿場女郎上方商人と供の江戸者の2人の客を配し,江戸生れの仲居女などを介在させ,さらに土地客と別の女郎の1組を描いて,すでに川柳などで取り上げられたひなびた風俗をとらえ,またおかしげな方言をさかんに使わせて,野趣に富んだ滑稽味を全編にみなぎらせている。当時の洒落本としては型破りであるが,後の万象亭(まんぞうてい)(森羅(しんら)万象)の《田舎芝居》(1787)などを経て,十返舎一九の《東海道中膝栗毛》(1802)を生む母体をなした作品である。
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