マスデバリア(その他表記)Masdevallia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マスデバリア」の意味・わかりやすい解説

マスデバリア
Masdevallia

ラン科マスデバリア属の総称。おもに標高 1500~3000mの雲霧林地帯に生育する着生ランで,アンデス山系を中心とした熱帯アメリカに約 350種が分布する。近年,日本でも高冷地で生産された鉢植えが,秋から春にかけて出荷される。葉はへら状で,細い葉柄がつく。花は側萼片が大きく発達し,先端はしばしば尾状に伸びる特徴的な花形をなす。花弁唇弁は小さくて目立たない。冷涼,多湿な環境に適し,夏は 25℃以下に,冬は 10℃以上に保ち,半日陰で管理する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

目次 飼養文化  北アメリカ  北方ユーラシア偶蹄目シカ科の哺乳類。北アメリカでは野生種はカリブーcaribouと呼ばれる。角が雄だけでなく雌にもふつうある。体長130~220cm,尾長7~20cm,...

トナカイの用語解説を読む