唇弁(読み)シンベン

精選版 日本国語大辞典 「唇弁」の意味・読み・例文・類語

しん‐べん【唇弁・唇瓣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 二枚貝の口の両側にある薄い弁膜。鰓(えら)が延長してできたもので、泥中に伸ばして食物を口へ送る働きをする。背面のものを外唇(がいしん)腹面のものを内唇という。口葉。
  3. 植物唇形(しんけい)花冠主体をなす唇形状の部分。〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android