ミズスギナ(読み)ミズスギナ(その他表記)Equisetum limosum form. verticillatum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミズスギナ」の意味・わかりやすい解説

ミズスギナ(水杉菜)
ミズスギナ
Equisetum limosum form. verticillatum

トクサ科の夏緑性シダ植物。北半球温帯湿地,川の岸辺,溝の中などに広くみられるミズドクサ E. limosum品種と考えられる。母種は茎から枝を出さないか,あるいは短い枝を不規則に出すのに対し,本品種は長い枝を規則正しく多数輪生する。茎は長さ 1m前後に達する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のミズスギナの言及

【キカシグサ】より

… キカシグサ属Rotalaは世界に約40種あり,いずれも湿地に生える草である。日本にはミズマツバ,ミズスギナ,ミズキカシグサ,ヒメキカシグサ,ホザキキカシグサなど6種が産する。【村田 源】。…

※「ミズスギナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android