ミリアナ(その他表記)Miliana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミリアナ」の意味・わかりやすい解説

ミリアナ
Miliana

アルジェリア北部,シェリフ県の町。首都アルジェ南西 100km。ローマ時代にはズッカバールと呼ばれたが,10世紀にベルベルのジリド朝の強大な王ユスフ・ブルギン1世によって再建され,1834年にはアブドゥル・カーディルが,ここでフランス軍に激しく抵抗したのち,やむなく町を焼払った。現在も昔の城壁で囲まれている。降水に恵まれ,しのぎやすく,周辺の豊かな農業地帯の集散地軽工業もある。人口2万 7183 (1987推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android