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降水 こうすいprecipitation

翻訳|precipitation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

降水
こうすい
precipitation

大気中に浮遊している滴,霧滴,片,氷晶などが地上に落下したあられひょうなど。水の供給源であるばかりでなく,ほかの気候要素にもなんらかの関係があり,非常に重要である。地球上の降水量は,大陸上で年平均約 720mm,海洋上で約 1120mmである。その分布は緯度圏における帯状分布と,大陸の存在のために起こる東西の差とが重なり合った結果,不均一で複雑な様相を示す。降水は時間的にきわめて不連続で不規則であるため,日変化は気温のように明瞭ではないが,積乱雲による降水では,午後と明け方前に降水のピークがみられる。気候的には年変化のほうが重要であり,これによって植生の種類や分布が異なってくる。降水量の多少は気団の乾湿や上昇気流が起こりやすいか否かによる。その年変化型は風系や大気大循環と関係が深い。これは水蒸気が風によって運ばれるためであり,大循環に伴う前線帯の季節的移動によって各種の型を生じる。おもな年変化型は,赤道型(一年中多雨),熱帯型(夏に雨季,冬に乾季),亜熱帯または砂漠型(一年中少雨),地中海型(冬に雨季,夏に乾季),温帯型(一年中多雨,特に夏に多い),冷帯型(一年中少雨,しかし亜熱帯型よりは多い)など。このほか季節風型(夏に雨季,冬に乾季)があるが,季節風に対する位置関係から冬に雨季が出現するところもある。日本海沿岸地方はこの好例であり,その降雪は日本の降水で見逃すことができない。雪は雨と違って,寒地では積雪として地上を覆っているのが普通で,積雪の欠点,利点はその地方の自然,社会,経済に大きな影響を及ぼす。また降水量に類似の気象要素として一定量(0.1,1.0mmなど)以上降水のあった日数を示す降水日数,単位時間(10分間,1時間,1日間など)あたりの降水量を示す降水強度などがある。

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デジタル大辞泉の解説

こう‐すい〔カウ‐〕【降水】

大気中の水蒸気が雨や雪などになって地上に落下する現象。また、その雨や雪。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

こうすい【降水】

地上に降下する、大気中の水分。雨・雪・霰あられなど。

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