メタセシス重合(読み)メタセシスジュウゴウ

化学辞典 第2版 「メタセシス重合」の解説

メタセシス重合
メタセシスジュウゴウ
metathesis polymerization

タングステンやモリブデン錯体を触媒とする,メタセシス反応(オレフィンの二重結合組換反応)による重合.とくにシクロアルケンのメタセシス重合を開環メタセシス重合(ring-opening metathesis polymerization,ROMP)とよぶ.重合活性種は金属-炭素二重結合を有するいわゆる金属カルベンである.シクロペンテンノルボルネンの重合は詳しく検討されており,ノルボルネンの重合の場合,シス-トランス比率の調整,分子量分布の狭いポリマーの合成などがすでに可能となっている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む