モーゼル運河(読み)モーゼルうんが

百科事典マイペディア 「モーゼル運河」の意味・わかりやすい解説

モーゼル運河【モーゼルうんが】

フランス北東部からドイツ西部に至るモーゼル川の下流部。ティオンビル〜コブレンツ間(270km)に14の閘門(こうもん)を設けて運河化し,1500トン級船舶の航行を可能とした。フランス,旧西独共同出資で1956年着工,1964年完成。

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世界大百科事典(旧版)内のモーゼル運河の言及

【モーゼル[川]】より

…モーゼル河谷は河岸段丘の発達がよく,段丘面上ではモーゼル・ワインとして知られる白ワインの生産を目的とするブドウ栽培が盛んである。【小野 有五】
[モーゼル運河]
 20世紀初頭,ドイツはモーゼル川の運河化を決定した。フランスも1870年と1914年の間にフルアール~メッス間を運河化したものの,船舶280トン用のゲージであった。…

※「モーゼル運河」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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