最新 地学事典 「ユニブーム」の解説
ユニブーム
Uniboom
高電圧を用いた発音体を利用した海底地層探査機。約20cmのきわめて高い分解能で,海底下75m程度までの海底表層の堆積物と深部地層を同時に鮮明に記録する。ユニブームの発音体は,平巻きコイルに接続した絶縁金属板とゴムの振動板からなる。エネルギー源から0.2msecの非常に幅の狭い単一電力パルスを発音体に供給し,コイルに発生する磁場により金属板を瞬時に振動させ,水中に単一音圧パルスを発生させる。残響がなく,400Hz~14kHzまでの広帯域の周波数をもっており,鮮明な海底地質記録が得られる。装置は,双胴船型(曳航型)発音体,エネルギー源(電気エネルギーの供給源),記録器,ハイドロフォン(受信装置),信号処理機により構成される。
執筆者:井内 美郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

