ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヨアニナ」の意味・わかりやすい解説 ヨアニナIoánnina ギリシア西部,イピロス(古代名エピルス)地方の都市。ヤネナ Yiánnena,ヤニナ Yiánninaともいう。ミツィケリ山地南西麓の山間盆地にあり,ヨアニナ湖西岸に位置する。9~10世紀の記録にビザンチン帝国の重要な都市として初めてその名が現れ,13世紀初めにはギリシア人によるエピルス王国の首都。1430年頃からオスマン帝国領となり,1788~1822年にはオスマン帝国支配に対する地方長官アリー・パシャによる反乱の拠点となった。1913年ギリシア領。周辺の農業地帯の商業中心地で,金属細工や刺繍で知られる。人口 5万6496(1991推計)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報