アリー・パシャ(読み)ありーぱしゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アリー・パシャ」の意味・わかりやすい解説

アリー・パシャ
Ali Paşa, Tepedelenli

[生]1744
[没]1822
オスマン帝国末期,ヨアニナを中心に北部ギリシア,南部アルバニア一帯に勢力をもった豪族。 18世紀末にはヨアニナ城を本拠に半独立の侯国を樹立し,勢力を拡大した。 1820年以後,オスマン朝政府との関係が悪化するとマフムート2世フルシト・パシャ討伐に差向け,22年アリー・パシャは3人の息子ともども処刑された。ヨアニナ城陥落は,A.デュマ小説モンテ=クリスト伯』に題材を提供したといわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アリー・パシャ」の意味・わかりやすい解説

アリーパシャ
ありーぱしゃ

アリ・パシャ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android