ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
ヨーロッパトノサマガエル
Rana esculenta; European edible frog
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…本属の特徴は前肢が5指制なことで,しかも第1指の骨がとげ状をしており自衛の武器となっている。アカガエル類はアジアをはじめ世界の各地で食用に供され,日本各地に分布するウシガエルのほか東アジアではトラフガエルR.tigrina(体長12cm)が水雞と称して賞味され,ヨーロッパトノサマガエルR.esculentaは英名そのものがedible frog(食用ガエル)であり,稀種(きしゆ)のゴライアスガエルさえも現地では特別料理の材料となる。【松井 孝爾】。…
…ショクヨウガエルの別名をもつアメリカ合衆国原産のウシガエルRana catesbeiana(イラスト)をはじめ,カエルは世界各地で食用に供されている。例えば,ヨーロッパトノサマガエルRana esculentaの英名edible frogは食用ガエルを意味し,南アジア産トラフガエルRana tigrinaはもも肉の味から水鶏(ツイコイ)と呼ばれる。アマゾン川流域ではアベコベガエルPseudis paradoxaの全長25cmに達するオタマジャクシまでが,市場で売られている。…
※「ヨーロッパトノサマガエル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」