riser drilling
海底掘削の方法の一つ。掘削船と海底をライザーパイプで繋ぎ,その中にドリルパイプを降ろして,船上から孔内に泥水を注入し循環させながら海底を掘削する。ライザーパイプとドリルパイプの二重管構造により,掘削船からドリルパイプを通して送られる泥水は,ライザーパイプとドリルパイプの間を通って上昇し,成分を調整して再度利用される。泥水とは,さまざまな成分の調合により特性・比重を変えられる掘削流体であり,ドリルビットの冷却,地層圧の抑制,孔壁の崩壊を防ぐための泥壁の形成,カッティングス(掘削によって生じる岩石の破片)の孔内からの除去と船上への回収などの目的で用いられる。比重の大きい泥水を循環させて掘削孔内の圧力を高めることにより,より大深度までの掘削が可能。石油掘削では一般的な方法であるが,海洋科学掘削においては地球深部探査船「ちきゅう」のみ。
執筆者:斎藤 実篤・浜田 盛久
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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