らき☆すた(読み)らきすた

知恵蔵 「らき☆すた」の解説

らき☆すた

4コママンガ。作者は美水(よしみず)かがみ。作者の出身地である埼玉県を舞台に、マンガやアニメが好きな女子高生の、ゆるい日常を描く。月刊ゲーム雑誌「コンプティーク」(角川書店)にて2004年1月号から連載を開始。人気を博し、「月刊少年エース」「月刊コンプエース」などにも連載を広げた。アニメをはじめ、ゲームやグッズなど幅広く展開している。09年3月時点で、単行本6巻で300万部を超えるヒット作となっている。
主人公双子姉妹が埼玉県鷲宮町の鷲宮神社に住んでいるという設定で、同神社にはファンが訪れ参拝客が増加。07年には約13万人だった参拝客が、08年の正月三が日には約30万人となった。その人気で、町おこしにも一役かっている。08年9月に同神社で行われた「土師祭(はじさい)」には、「らき☆すた」の御輿も現れた。
08年3月には、埼玉県幸手市の市商業協同組合が、キャラクターを図柄にした商品券を発行。また、同市内に作者の生家を使った観光施設を09年3月28日に開館した。商店街に全国からファンを呼び込もうと企画されたもので、市の商工会が生家を無料で借り受け、手作りで主人公の部屋を再現した。

(富岡亜紀子 ライター / 2009年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉プラス 「らき☆すた」の解説

らき☆すた

日本のテレビアニメ。放映はTOKYO MXほか(2007年4月~9月)。原作:美水かがみによる漫画作品。制作京都アニメーション

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android