ラセン器(読み)ラセンき(その他表記)spiral organ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラセン器」の意味・わかりやすい解説

ラセン器
ラセンき
spiral organ

コルチ器ともいう。内耳蝸牛管の中にある螺旋状をした器官一部感覚上皮から成り,感覚細胞である有毛細胞蝸牛神経と連絡している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のラセン器の言及

【耳】より

…前庭階は,前庭窓(卵円窓ともいう)を介して中耳と接し,蝸牛階は蝸牛窓(正円窓ともいう)を介して中耳に接する。 中央階の基底膜上には感覚細胞の集りであるらせん器(コルチ器ともいう)がある(図4)。らせん器は有毛細胞と支持細胞から成り,有毛細胞はコルチトンネルを境にして内,外の有毛細胞に分かれる。…

※「ラセン器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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