現代外国人名録2016 「ラタンタタ」の解説
ラタン タタ
Ratan N. Tata
- 職業・肩書
- 実業家 タタグループ名誉会長
- 国籍
- インド
- 生年月日
- 1937年12月28日
- 出生地
- ボンベイ(ムンバイ)
- 学歴
- コーネル大学建築学科〔1962年〕卒,ハーバード大学ビジネス・スクール(経営学)
- 勲章褒章
- 旭日大綬章(日本)〔2012年〕
- 経歴
- インド最大財閥タタグループ創業者でインド産業の父といわれるジャムシェトジー・タタの二男の孫。高校卒業後、米国に留学、1955年名門コーネル大学に入学。’62年建築学科を卒業し、建築事務所ジョーンズ&エモンズに入社。同年帰国し、タタグループに入社。’81年タタ工業会長となり、’83年タタグループの長期ビジョンを盛り込んだ“多戦略プラン”を作成、次期会長候補に名のりを上げる。この間、’86年ラジブ・ガンジー首相に請われて国営航空会社エア・インディア会長も務める。’91年グループ企業の経営者や4代目の側近らを押さえ、タタグループ5代目会長に選任される。’93年からグループの中核、製鉄業のティスコ社会長を務める。2012年12月グループ会長を退任、名誉会長。タタグループ会長在任中の22年間に経営形態を見直して世代交代を促し、積極的に企業買収を進め、グループの売上高を58億ドルから17倍に増やした。また、日本・インド経済合同委員会で観光グループ代表を務めるなど日本とのかかわりも深い。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報