世界の観光地名がわかる事典 「リギクルム」の解説 リギクルム【リギクルム】Rigi-Kulm スイス中央部、中世の面影を残す町ルツェルン(Luzern)の近郊、ルツェルン湖、ツーク湖(Zugersee)、ラウエル湖(Lauersee)の3つの湖に囲まれた標高1750mの山。アルプスの御来光が眺められる山として知られる。この山が文献に初めて登場したのは13世紀である。以来、多くの人々を魅了し、17世紀には「山の女王」(Regina Montium)と形容された。1871年に営業を開始した、ヨーロッパ初の登山鉄道であるフィッツナウ=リギ鉄道(The Vitznau-Rigi Railway)のリギクルム駅で下車し、山頂までは歩いて約10分ほどの山道でたどり着く。山頂の展望台からは、北方向に13の湖、遠くフランスやドイツに広がる黒い森(シュヴァルツヴァルト)、南にはティトリスやアイガー、メンヒ、ユングフラウなどスイスアルプスの山々の眺望が堪能できる。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報