ツーク湖(読み)ツークコ

デジタル大辞泉 「ツーク湖」の意味・読み・例文・類語

ツーク‐こ【ツーク湖】

Zugersee》スイス中部にある湖。チューリヒ湖フィアワルトシュテッター湖の間に位置し、その大部分ツーク州にある。湖岸の主な都市は、北東岸のツークと南東岸のアルト。ゴッタルド鉄道開通前は湖上交通の要地だった。周辺ではサクランボウの蒸留酒キルシュを産する。観光船が運航し、釣りも盛ん。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツーク湖」の意味・わかりやすい解説

ツーク湖
つーくこ
Zuger See

スイス中部、ツーク、シュウィーツ、ルツェルン三州にまたがる湖。標高414メートル、面積38.3平方キロメートル、最大水深198メートル。湖の南部では氷食谷を挟みリギ山とロスベルク山のそびえ立つ景観がすばらしく、湖岸にも自然美が保存されている。ゴタルド鉄道の開通(1882)前には、湖上交通はチューリヒサン・ゴタルド峠を結ぶ交通動脈の一翼を担っていた。

[前島郁雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android