面影(読み)オモカゲ

デジタル大辞泉「面影」の解説

おも‐かげ【面影/×俤】

記憶によって心に思い浮かべる顔や姿。「亡き人の―をしのぶ」
あるものを思い起こさせる顔つき・ようす。「目もとに父親の―がある」「古都の―は今やない」
実際には存在しないのに見えるように思えるもの。まぼろし。幻影。
「夢に見えつるかたちしたる女、―に見えて、ふと消えうせぬ」〈・夕顔〉
論用語で、作品から浮かびあがってくる心象。
ことばのやさしく艶なる他、心も―もいたくはなきなり」〈後鳥羽院御口伝
面影付け」の略。
名香の名。香木は伽羅きゃら
[補説]「俤」は国字
[類語]顔付き顔立ち容貌面構え面差し面立ち人相面相容色相好血相形相剣幕面魂表情

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例