共同通信ニュース用語解説 「リスボン議定書」の解説
リスボン議定書
米ソが結んだ第1次戦略兵器削減条約(START1)を発効させるため1992年5月、ポルトガルのリスボンで米国とロシア、ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタンが調印した議定書。START1は91年7月、ブッシュ(父)米大統領とゴルバチョフ・ソ連大統領との間で調印された。しかしソ連崩壊で核保有国はロシア、ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタンの4カ国となり、批准手続きを整備する必要が出てきたため議定書がつくられた。ロシアはソ連の後継国としてSTART1を批准、ウクライナなどは非核保有国として核拡散防止条約(NPT)に加盟することになった。
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