リトゥサンハーラ(その他表記)Ṛtusaṁhāra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リトゥサンハーラ」の意味・わかりやすい解説

リトゥサンハーラ
Ṛtusaṁhāra

インドのサンスクリット抒情詩。邦訳名『季節のめぐり』。4~5世紀頃の詩人カーリダーサ作。1年の6季 (春,夏,雨季,秋,冬,寒季) を,各季の風物恋愛情緒を織り交ぜて美しくうたっている。

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世界大百科事典(旧版)内のリトゥサンハーラの言及

【カーリダーサ】より

…《メーガドゥータ》は後代に使者(サンデーシャ)文学の流行をもたらした。そのほかに,一応カーリダーサの真作とみなされている作品に,6季節のうつりかわりを描写する抒情詩集《リトゥ・サンハーラ》がある。【上村 勝彦】。…

※「リトゥサンハーラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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