リバースビッシング(読み)りばーすびっしんぐ(その他表記)Reverse Vishing

知恵蔵mini 「リバースビッシング」の解説

リバースビッシング

ウェブ上で提供されている地図サービスを悪用した振り込め詐欺の一種。「ビッシング」とは英語の「ボイスフィッシング」の略で、電話などの音声を利用して銀行暗証番号などを聞き出す手口を指す。犯罪者側から電話をかける一般的なビッシングとは逆に、被害者から電話するように仕向けることから「リバース(逆、反対の意)ビッシング」と呼ばれる。例えば米グーグル社の「Google マップ」では、地図に表示された情報の誤りを利用者が訂正できる機能を犯罪者が悪用して銀行などの電話番号を改ざんし、知らずに犯罪者側に電話をかけた利用者が被害を受けるケースが増えており、情報セキュリテイ企業が注意を促している。

(2019-2-5)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android