最新 地学事典 「リフェアン」の解説
リフェアン
Riphean 露◆рифей
一般には,原生代後~末期の地質時代の名称もしくは同時期の岩石(リーフェイズ,Ripheides)。ロシアの地質学者がしばしば使用。リーフェイ系とも。SinianやBaikalianとほぼ同義に使われる場合がある。B.M.Keller(1964)は1,550~650Maの原生代被覆岩層をRipheanとし,上中下3層に区分。語源は,ウラルの古語で,ウラル南部でロシア台地の結晶質基盤を覆う非変成原生界のアイスカヤ層~アシンスカヤ層までの地層を指した。バルト楯状地では原生代末期(11億~8.5億年前)の造山帯を意味し,スウェーデン南西部~カレドニア山地東側~コラ半島北縁に分布。Kanin半島の片岩や花崗岩,Timan山脈のChet-lask統・Djejine統,コラ半島のKildin-Ribachy統,スウェーデンのBohus花崗岩がそれに当たるとされる。バルト楯状地の先カンブリア時代最末期(11億~8.5億年前)の造山帯。
執筆者:端山 好和
参照項目:スベコノルウェジアン
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

