最新 地学事典 「リラン層群」の解説
リランそうぐん
リラン層群
Lilang Group
ヒマラヤのチベット-ヒマラヤ帯に属する海成三畳系。スピティ地方Lilangが模式。F.Stoliczka(1865)命名。H.H.Hayden(1908)改訂。初め上部統だけを指したが,現在は三畳系全般に適用。下部統最下部(Otoceras帯)より上部統最上部(Rhaetian)にわたり,20以上の化石層準を含み,テチス三畳系生層序の一代表。一般に石灰岩が優勢だが,東アルプス三畳系に比べ層厚が小で(約1,300m),特に中・下部統が薄い。上部はジュラ系に整合的に続く。
執筆者:市川 浩一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

