リンクサール(英語表記)Link Sar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リンクサール」の意味・わかりやすい解説

リンクサール
Link Sar

パキスタン北東部,カラコルム山系に属し,チョゴリザ南南東の K6 山群に含まれる峰。標高 7041m。コンダス氷河の東側に位置し,東面にはカベリ氷河,西面にはチャラクサ氷河が突上げている。 1964年,W.ロロフ率いる4名のドイツ隊が K6 とまちがえて登攀を開始し,困難を乗越えて東稜の肩に出たが,6250m地点で登頂断念。同年後藤喜久夫を隊長とする7名の立正大学隊も,6050m地点で垂直の壁にはばまれて登頂を断念した。 93年現在,数少い 7000m級の未登峰である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

一粒万倍日

一粒の種子をまけば万倍になって実るという意味から,種まき,貸付け,仕入れ,投資などを行えば利益が多いとされる日。正月は丑(うし),午(うま)の日,2月は寅(とら),酉(とり)の日というように月によって...

一粒万倍日の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android