現代外国人名録2016 「ルー・チュアン」の解説
ルー・チュアン
陸 川
Lu Chu-an
- 職業・肩書
- 映画監督,脚本家
- 国籍
- 中国
- 生年月日
- 1970年
- 学歴
- 北京電影学院監督科〔1998年〕卒
- 受賞
- 東京国際映画祭審査員特別賞(第17回)〔2004年〕「ココシリ」,台湾金馬奨最優秀作品賞(第41回)〔2004年〕「ココシリ」,ベルリン国際映画祭ドン・キホーテ賞(第55回)〔2005年〕「ココシリ」,サンセバスチャン国際映画祭金の貝殻賞〔2009年〕「南京!南京!」,アジア・パシフィック・スクリーン・アワード監督賞〔2009年〕「南京!南京!」,アジア映画賞(最優秀監督賞,第4回)〔2010年〕「南京!南京!」
- 経歴
- 北京電影学院卒業後、小説「尋槍記」に出合い、映画脚本を書き起こす。テレビドラマの脚本家として活動しながら、脚本を売り込みに製作会社を回るが、映画化は進まなかった。その後、中国のトップ俳優・姜文(チアン・ウエン)に直接出演を依頼したところ快諾され、製作会社の出資を得て、2002年姜文主演「尋槍(英題「ザ・ミッシングガン」)」で長編監督デビュー。同作品は中国の上半期を代表するヒット作となった。2004年長編第2作「ココシリ:マウンテン・パトロール」を発表、数多くの賞を受賞。2009年には、1937年の旧日本軍による南京虐殺事件を題材にした「南京!南京!」でサンセバスチャン国際映画祭グランプリ(金の貝殻賞)を受賞。同作品は中国では4月に公開され大ヒットする。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報