世界の観光地名がわかる事典 「ルートヴィヒスブルク城」の解説 ルートヴィヒスブルクじょう【ルートヴィヒスブルク城】 ドイツ南西部、バーデンビュルテンベルク州の州都シュトゥットガルト(Stuttgart)の北約13km、マルクト広場のクリスマスマーケットで有名な小さな町ルートヴィヒスブルク(Ludwigsburg)にある宮殿。鉄道・地下鉄のルートヴィヒスブルク駅から約2km、徒歩20分ほどの場所にある。バスも利用できる。ヴュルテンベルク王国のエーベルハルト・ルートヴィヒ伯爵の狩猟館が、17世紀末に火災で焼失したため、新たな狩猟のための館、夏の離宮として、フランスのベルサイユ宮殿をまねて1704年に着工、1733年に完成した、バロック様式の離宮である。「シュヴァーベン地方のベルサイユ」と形容されている。ドイツ国内で最も大きなバロック建築といわれる18の建物と452の部屋を持つ壮大な宮殿と、広大な美しいバロック庭園がある。また、敷地にはバーデンビュルテンベルク州唯一の陶磁器工場(ルートヴィヒスブルク陶磁器工場)やルートヴィヒスブルク音楽祭の会場がある。宮殿を見学できるガイドツアーが用意されている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報