レスキューパラシュート(読み)rescue parachute 

パラグライダー用語辞典 「レスキューパラシュート」の解説

レスキューパラシュート

緊急パラシュート・エマージェンシーパラシュート・バックアップパラシュートなどの言い方がある中で、日本では最も一般的な言い方。プルダウンアペックスかそれに順ずる円形型のものが殆どで、ロガロタイプと呼ばれ、滑空性能を持たせたものも有るが、開傘時にパラグライダー本体をレリースする必要があり、思ったほど普及していない。開傘の方法としては火薬やガス或はバネなどを使い、開傘時間を早くする為に工夫されたものもあるが、それぞれに長所短所がある。シンプルな手投げ式が圧倒的普及率となっている。レスキューパラシュートに要求される事として  1開傘時の沈下が遅いこと。(沈下率が少ないこと)  2開傘時の揺れが少ないこと。  3開傘時間が速いこと。  4何よりも信頼性が高いこと。レスキューのデータはあまり多くは見かけないが、ショップやメーカーに相談してみると良い。普段、使わないレスキューも経年変化は確実に進んでおり、寿命は概ね10年である。それ以上経過したものは開傘時に破断するなどの例も起きており、寿命というものを再認識しよう。また、殆どのメーカーが3~5ヶ月以内のリパックを義務付けている。写真は、プルダウンアペックスタイプと呼ばれるレスキューパラシュート
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出典 パラグライダー用語辞典について 情報

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