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寿命 じゅみょう life span

翻訳|life span

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

寿命
じゅみょう
life span

生物の誕生から死までの生きている期間のことで,カゲロウの1日からトゲゴヨウマツ Pinus aristataの数千年まで幅がある。各生物体の寿命は,食物の入手可能性,隠れ場所,気候,捕食者の存在などの環境からの影響,疾病や事故といった身体条件の変動,それに遺伝 (長命の親から生まれた子は,短命の親から生まれた子よりも長い予測寿命を持つ) に依存している。

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デジタル大辞泉の解説

じゅ‐みょう〔‐ミヤウ〕【寿命】

生命の存続する期間。特に、あらかじめ決められたものとして考えられる命の長さ。命数。「寿命が延びる」「寿命が尽きる」「平均寿命
物の使用に耐える期間。また、その限界。「電池の寿命」「機械に寿命が来る」

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百科事典マイペディアの解説

寿命【じゅみょう】

生物の生命が存続する時間の長さ。自然状態では捕食,栄養不良,病気などで死ぬため途中で死ぬことが多いが,理想的な環境条件のもとでの寿命を生理的寿命あるいは最大寿命と呼ぶ。

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栄養・生化学辞典の解説

寿命

 生物が生きる期間.

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素粒子事典の解説

寿命

 寿命が長い粒子の場合は、崩壊までの時間を測定する。崩壊までの時間が短くてそれを直接測定できない場合でも、粒子が運動しており、速さと崩壊するまでに走った距離がわかっておれば時間が計算できる。素粒子の寿命というのは平均寿命なので、多くの粒子についてこれを測定し平均する必要がある。また、寿命は、高速で走っている粒子の場合、相対論的効果で伸びるので、これの補正も必要である。
 もっと寿命の短い粒子の場合は、質量の不確定性(幅)から、不確定性原理を用いて、寿命を算出する。

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世界大百科事典 第2版の解説

じゅみょう【寿命 lifespan】

個々の物体が秩序ある形態と機能とを維持している期間をいう。生物に関しては,生命の持続している期間をさし,有性生殖を行う多細胞生物では受精から死亡までの期間が個体の寿命である。個体に寿命の限界のあることは経験的法則である。 生物の種は,過去に長い期間にわたって,生殖によって連続性をたもってきた。生命の限りなくみえる連続性と個体の交代との関係は,それぞれの生物の種の進化の過程で決まったものである。それぞれの種が生活様式に基づいて繁栄に最も適したものとして,種に固有の個体の寿命を獲得したのであろう。

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大辞林 第三版の解説

じゅみょう【寿命】

生物のいのち。生命の長さ。命数。 「 -が尽きる」
物が使用にたえる期間。 「このテレビはもう-だ」
素粒子や原子核、分子やイオン・遊離基などが、ある特定の状態にとどまっている時間。一般には平均寿命をさす。
[句項目]

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

寿命
じゅみょう

生物の一生の時間をいい、普通は事故や明らかな病気によらない自然死までの年限をさす。多くの個体の平均で表す平均寿命と、もっとも長く生きた個体の寿命で表す最大寿命とがある。寿命は植物よりもおもに動物でよく調べられている。しかし、動物園で飼育されているものや、家畜化された動物、および実験によく用いられる動物では記録があるが、自然界におけるものについては推定的数値しか得られない。そのなかでは、経験的に生活史の知られている魚類は比較的よくわかる。たとえばアユは年魚といわれるように寿命が1年である。また、秋に孵化(ふか)したサクラマスの稚魚は、1年半川で生活してから海に下り、約1年間海で成長してから秋に産卵のために川をさかのぼり、産卵後死ぬので、寿命は満3年ということになる。サクラマスに近縁の魚類でも産卵後死なないものは寿命が長い。魚類では、生活史に明瞭(めいりょう)な段階がなく、飼育の記録がない場合でも、鱗(うろこ)に現れる年輪や、同じく年輪のある平衡石(耳石)や脊椎(せきつい)骨によって寿命を推定することができる。[川島誠一郎]

飼育動物の寿命

動物園の動物や実験室の動物の寿命は、野生の同種動物よりも長い例が多い。野生の場合には概して生殖力を失うころから体力が衰え、感染を受けやすく、捕食者の攻撃も受けやすくなるので死亡年齢はこれよりも早いと考えられる。寿命のはっきりわかっている動物は動物界の各門にわたっているが、一見死滅がおこらないようにみえる動物もいる。たとえば腔腸(こうちょう)動物のヒドラは、内外の2細胞層と触手からなり、6種類の細胞が見分けられるが、その一つの間細胞が分化して次々に死滅した細胞に置き換わる。そして無性生殖的に出芽を繰り返して長く生き続けるので、寿命がないようにみえるわけである。したがって、間細胞を破壊すると、しばらくしてヒドラは死ぬ。社会性昆虫のミツバチでは、働きバチはロイヤルゼリーをすこししか与えられないので約1年しか生きないが、女王バチは生涯ロイヤルゼリーで養われるため5年生きる。遺伝の研究によく用いられるショウジョウバエにも明らかな寿命があり、基本的には遺伝的に決まっているが、栄養条件により延長や短縮がおこる。シロネズミは約4年の寿命とされているが、幼若なときから栄養価が完全でビタミンの豊富な餌(えさ)で飼うと、平均寿命が延びる。しかし、摂取させるカロリーが多すぎると、食餌(しょくじ)制限したものよりも寿命が短い。低カロリーの場合には物質代謝も低下するが、寿命はかえって延長することがネズミでの実験で証明されている。ドイツの生理学者ルーブナーMax Rubnerは、それぞれの動物が一生の間に消費するエネルギーは単位体重当り一定であるとした。そして、同じぐらいの大きさでもコウモリの寿命がハツカネズミよりも長いのを、冬眠期間中の低代謝で説明した。ある種の魚類でも、水温を低くすると活動性が落ち、寿命の延長することが知られている。[川島誠一郎]

ヒトの寿命

ヒトの寿命は哺乳(ほにゅう)類のなかで最長である。哺乳類の長生き比べをすると、概して体の大きい種が長命の傾向にある。しかし厳密には、脳の重量も基準に加えたほうが寿命の推定値が実測値とよく一致するという説が、1959年に老化を研究するアメリカの学者サッチャーGeorge A. Sacherにより提唱されている。この説は、次式で表される。

 すなわちこの式は、体重に比べて脳が大きいほど最大寿命が長いことを示す。一方、妊娠期間や成熟に至るまでの時間の長い動物が長命であると結論する研究者もいる。こうした相関関係には例外があり、また、哺乳類でよく当てはまる経験法則も鳥類には当てはまらない。相関があってもかならずしも因果関係を示すとはいえない。
 ヒトの平均寿命は文明の発達とともに延長している。平均寿命は古代ギリシアで19歳、ヨーロッパでは16世紀に21歳、19世紀に26歳にすぎなかった。20世紀初めに45~50歳と延び、その後も日本を含め先進諸国で平均寿命が飛躍的に延長したのは、医学の進歩と社会的条件が改善されたことによる。しかし、最大寿命はほとんど変化していない。平均寿命には男女差があり、出生直後から平均余命は女性のほうが長い。大部分の国ではこの差は5年ないし6年で、先進諸国においてその差がより大きい傾向がある。ネズミもショウジョウバエも概して雌が雄よりも長生きである。逆にメダカは雄のほうが長寿である。雌雄差を生ずる原因として、性染色体構成やホルモンの分泌様式の違いなどに着目した研究が進められている。[川島誠一郎]

細胞の寿命

個体を構成する単位の細胞にも一定の寿命があり、細胞の種類によって異なる。短寿命の細胞の例には、ヒトの空腸上皮細胞の2.5日、ネズミの空腸上皮細胞の1.3日などがある。赤血球はこれらより寿命が長く、ヒトで108~135日、ネズミで45~68日である。長寿命の細胞としては、ニューロンや筋細胞(個体の寿命に等しいものがある)、肝細胞(ネズミで190日以上)がある。寿命の異なる動物の体から細胞を取り出し、紫外線を照射してDNA(デオキシリボ核酸)に傷をつくると、寿命の長い動物ほど傷の修復能力が優れていることも最近の研究で明らかにされた。ヒトの細胞はネズミの細胞よりも修復能力が大きいが、これが細胞の寿命を決定しているか否か、個体の寿命と単なる平行関係があるだけなのか否かは未解決である。[川島誠一郎]
『江上信雄著『東書選書21 老化と寿命』(1978・東京書籍) ▽R・R・コーン著、江上信雄・能村哲郎訳『発生生物学シリーズ3 動物の老化のしくみ』第2版(1982・丸善) ▽日本発生生物学会編『エイジングの生物学』(1972・岩波書店)』

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世界大百科事典内の寿命の言及

【体】より

…また自己免疫疾患は,自己の体の構成成分に対して,自己の抗体産生細胞が産生した抗体が反応することによってひき起こされる疾病である。免疫
[寿命]
 以上述べてきたように,体は食物を摂取し,エネルギーを産生し,内部環境の恒常性を維持しつつ,さまざまの機能を遂行しているが,やがてそこには死が訪れる。われわれの体はヒトに固有な寿命をもっている。…

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