レッドマウス病(読み)れっどまうすびょう(その他表記)Enteric Red Mouth Disease

知恵蔵mini 「レッドマウス病」の解説

レッドマウス病

ニジマスベニザケなど主にサケ科魚類に発生する細菌性の魚病の一つ。感染すると皮下出血によって口の周辺の皮膚が赤くなり、内蔵にも出血が見られる。病状経過により急性型、亜急性型、慢性型に分けられ、急性型の死亡率は極めて高いが、人への感染や感染した魚の摂取による人体への影響は報告されていない。1950年代に米国の養殖ニジマスに発生し、その後、オーストラリアヨーロッパにも広がった。日本では、2015年に石川県水産総合センター美川事業所で初めて発生が確認された。

(2015-3-12)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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