レヒ(その他表記)Lech

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レヒ」の意味・わかりやすい解説

レヒ
Lech

(1) 9世紀頃,西スラブの東北諸部族が建設した王国。古代ポーランド王国の前身。ウィスワ川上流のサンドミェシを首都とし,版図はカルパチア山脈北部からドニエプル川上流にいたった。建国者は不明。9世紀後半大モラビア国に侵略され,その支配下に入った。 (2) ポーランド古代の伝説的英雄の名。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のレヒの言及

【ドイツ】より

…20世紀初頭から最近まで氷河時代の研究の世界的模式地とされていた。かつて氷河を山麓へ導いた谷を流れるレヒ川,イーザル川イン川などドナウ川の支流は山麓ではこれらの氷河地形を掘り込んで台地化している。アルプス前縁地や山麓の湖沼群はいずれも最終氷期の氷河が占めていた相対的凹所に起源を持つ。…

※「レヒ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android