レピア織機(読み)レピアしょっき(その他表記)rapier loom

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レピア織機」の意味・わかりやすい解説

レピア織機
レピアしょっき
rapier loom

無杼 (むひ) 織機一種。緯 (よこ) 入れにバンド状またはロッド状のレピアと呼ばれる部品を用い,その先端緯糸をつかんで緯入れする織機である。レピアが織機の片側から杼口全幅にわたって貫通して緯入れする型式と,杼口の両側からそれぞれレピアを挿入し,杼口の中央で片側のレピアから一方のレピアへ緯糸を受渡しして緯入れする型式とがある。

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世界大百科事典(旧版)内のレピア織機の言及

【無杼織機】より

…広幅の織物を高速で作ることができる。(2)レピア織機rapier loom 1945年から50年にかけてアメリカのドレーパーDraper社で開発された。ただしイギリスには古くから麻袋用のものがあった。…

※「レピア織機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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