普及版 字通 「ロ・う・しまつどり」の読み・字形・画数・意味

27画
[字訓] う・しまつどり
[説文解字]

[字形] 形声
声符は盧(ろ)。盧に黒の意がある。〔説文〕四上に「

(ろじ)なり」とあり、
(じ)声にもまた黒の意がある。鵜(う)のとりをいう。鵜の字義はペリカン。鵜飼いに用いるものは、
がその本名。鵜飼いは中国では長江上流の地で早くから行われていて、川鵜を用いる。わが国では海鵜を用いる。[訓義]
1. う、しまつどり。
2. きじ。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕
鵜なり。辨色立
に云ふ、大なるを
と曰ひ、小なるを鵜
(ていこ)と曰ふ。日本紀私記に云ふ、志
止利(しまつどり)〔字鏡集〕
ウ・ミヅドリ・シマツドリ[語系]
dzi
、盧・
・
laは同声。みな黒の意がある。また
・
・
(滋)tzi
は声近く、これも黒の意をもつ語である。[熟語]

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