ローマ時代の水道橋(読み)ローマじだいのすいどうばし

世界の観光地名がわかる事典 「ローマ時代の水道橋」の解説

ローマじだいのすいどうばし【ローマ時代の水道橋】

スペイン北部、首都マドリードから87kmに位置する古都セゴビア(Segovia)にある、セゴビア唯一の古代ローマ時代の水道橋遺構。紀元前1~2世紀に、花崗岩(かこうがん)を巧みに積み上げてつくられたもので、全長728m、最も高いところは高さ28.9mに達する。18世紀まで現役として使われ、20世紀半ばまではゼゴビアの北15kmのアセベダ川から水を引き込んでいた。◇古代ローマ時代の水道橋はイタリアやスペインなどにいくつか残っているが、ここの水道橋は最も原型に近い姿で保存されているといわれている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android