デジタル大辞泉 「現役」の意味・読み・例文・類語 げん‐えき【現役】 1 旧日本陸海軍の常備兵役の一。所属部隊に入り、軍務に従っていること。また、その将校や兵士。→予備役 →後備役2 現在ある地位・職などに就いて活動していること。また、その人。「現役の選手」「現役を退く」3 在学中に上の学校などを受験する者。また、その試験に合格した者。特に、大学受験についていう。浪人に対する語。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「現役」の意味・読み・例文・類語 げん‐えき【現役・見役】 〘 名詞 〙① もと、軍隊で常備兵役の一つ。所属部隊に編入されて常時軍務に服し、戦時、部隊の中心となる役。また、その人。[初出の実例]「常備軍 屯営に在て現役に服する者とす」(出典:軍制綱領(1875)〈陸軍省編〉二)② 名目的でなく、実際に活動する、ある地位または職務についていること。また、その者。[初出の実例]「見役之人、曾無二潤益一」(出典:日本政記(1838)陽成天皇)③ 学校に学生、生徒として籍を置いている者。(イ) 在学中の者。[初出の実例]「O・Bになってから、一度京大山岳部の現役(ゲンエキ)と伊吹山へ行ったことがある」(出典:西堀南極越冬隊長(1957)〈桑原武夫〉)(ロ) 特に、在学中に上の学校の入学試験にのぞむ者。また、その試験に合格した者。浪人に対していう。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例