ローメ石(読み)ローメせき

最新 地学事典 「ローメ石」の解説

ローメせき
ローメ石

roméite

一般化学組成パイロクロア石上族ローメ石族の名称。X = Ca, Na, Fe2+, Pb, Sb3+,Y = O, OH, F。一般的には,X = Ca, Na,Y = Fのフッ素灰ローメ石(fluorcalcioroméite)やフッ素ソーダローメ石(fluornatroroméite)。他に,X = Pb,Y = Oのoxyplumboroméite(ビンドハイム石に相当)などがある。一般的にローメ石と呼ばれてきたものの諸性質は,立方晶系,空間群Fd3m,格子定数a1.027〜1.030nm,単位格子中8分子含む。八面体結晶,粒状。ガラス〜脂肪光沢。劈開なし。硬度5.5〜6.5。比重5.10〜5.11。黄〜褐色,条痕白〜淡黄色。光学的等方性。屈折率n 〜1.83。主に変成マンガン鉱床中に産し,漂砂鉱床中に辰砂などと産することもある。日本では,福島県いわき市御斎所鉱山から少量産した。名称はフランスの結晶学者Romé de Lisle(1736〜90)にちなむ。

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参照項目:パイロクロア石上族

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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