ビンドハイム石(読み)ビンドハイムせき

最新 地学事典 「ビンドハイム石」の解説

ビンドハイムせき
ビンドハイム石

bindheimite

化学組成鉱物パイロクロア石上族,ローメ石族の酸化鉛ローメ石(oxyplumboroméite)に該当するものではないかと推定されているものの,確定にいたっていない。現在は存在が疑わしい鉱物種となっている。また,化学組成から,含水安鉛鉱,含水アンチモン鉱とも呼ばれたことがある。以下は昔から記述されてきたビンドハイム石の諸性質である。立方晶系,空間群Fd3m, 格子定数a1.041nm, 単位格子中8分子含む。微細な結晶の皮殻状,ノジュール状,腎臓状集合,まれにオパール様。黄~褐,赤色,他に緑,灰,白色半透明~不透明,樹脂~土状光沢。劈開なく,断口貝殻状。硬度4~4.5,比重7.3。薄片では無~黄色,屈折率n1.84~1.93,光学的等方性。Pbの位置はSb3, Ca, Na, Biなどに,Sb5の位置はTi, Fe3などに置換される。鉛・アンチモン鉱床の酸化帯に広く産する。日本では埼玉県秩父市秩父鉱山などから産出。名称は最初にこの鉱物を分析したドイツの化学者J.J.Bindheim(1750~1825)にちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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