コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

辰砂 しんしゃ cinnabar

翻訳|cinnabar

6件 の用語解説(辰砂の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

辰砂
しんしゃ
cinnabar

HgS 。六方晶系の鉱物。普通微粒の集合体。硬度2~2.5,比重 8.09。金剛光沢をもつ。純粋なものは朱色,不純物を含むほど褐赤色となる。条痕は深紅色。最近の火山岩,温泉の近くの岩石中に熱水鉱床として,鉱染状または鉱脈状に黄鉄鉱,白鉄鉱,輝安鉱,蛋白石,石英などとともに産する。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

しん‐さ【×辰砂】

しんしゃ(辰砂)

しん‐しゃ【×辰砂/×沙】

水銀硫黄とからなる鉱物。深紅色または褐赤色で、塊状・粒状で産出。水銀製造の原料、また、赤色顔料の主要材料。漢方では消炎・鎮静薬などに用いる。丹砂。朱砂。
銅を含み、鮮紅色に発色する釉(うわぐすり)。また、それを用いた陶磁器や釉裏紅(ゆうりこう)などの日本における通称。辰砂釉(しんしゃゆう)。銅紅釉(どうこうゆう)。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

しんさ【辰砂】

しんしゃ【辰砂】

〔中国の辰州で産する砂の意〕
水銀の硫化鉱物。六方晶系。結晶片は鮮紅色でダイヤモンド光沢がある。多くは塊状または土状で赤褐色。低温熱水鉱床中に産し、水銀の原料、また、朱色の顔料として古くから用いられてきた。有毒。朱砂。丹砂。丹朱。 → 硫化水銀
陶磁器で、銅を発色剤として高温で焼成して形成された鮮紅色のガラス質の膜。辰砂釉しんしやゆう

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

辰砂
しんしゃ
cinnabar

水銀の鉱石鉱物として重要であるのみならず、顔料として古代から広く用いられている鉱物。黒辰砂metacinnabarおよびハイパー辰砂hypercinnabarと同質異像関係にある。合成物の実験では、純粋な辰砂は約345℃で黒色の黒辰砂相当相に転移し、約481℃でハイパー辰砂相当相に転移する。浅~中熱水鉱床中、緑色岩中、変成層状マンガン鉱床中などに産し、硫化鉄鉱物、硫化砒(ひ)素鉱物、炭酸塩鉱物、石英、有機物質などと共存することが多い。自形は六角柱状で、貫入双晶(二つの個体が互いに入り組んだ双晶)をつくることもある。日本では、北海道常呂(ところ)郡留辺蘂(るべしべ)町(現、北見市留辺蘂町)イトムカ鉱山(1973年閉山)、奈良県宇陀(うだ)郡菟田野(うたの)町(現、宇陀市菟田野地区)大和(やまと)鉱山(1971年閉山)などが有名であった。[加藤 昭]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

辰砂の関連キーワード真朱禹域砂鉱支那縮緬唐繻子海拉爾飛砂降真香支那団扇ニオイをとる砂

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

辰砂の関連情報