ヲチシベ(読み)をちしべ

日本歴史地名大系 「ヲチシベ」の解説

ヲチシベ
をちしべ

漢字表記地名「音標」のもととなったアイヌ語に由来する地名。コタン名のほか、河川名などとしてもみえ、天保郷帳では「ソウヤ持場」内「ヲチシベ」とある。「ヲチシベ」(「西蝦夷地日記」・山川地理取調図)のほか、「ヲチシヘ」(行程記)、「ヲチウシベ」(西蝦夷日誌)などと記される。「蝦夷巡覧筆記」に「ヘラヱウシナヱ(中略)当所烽火有リ、此所ヲトチンベト云所ニ清水有リ」とある。谷口青山沿岸図(寛政一〇年、市立函館図書館蔵)にヲチシベとみえ、「夷ヤ五六」。「西蝦夷地日記」に「川あり舟渡し」とある(文化四年九月二一日条)。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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