ンデンブ族(読み)ンデンブぞく(その他表記)Ndembu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ンデンブ族」の意味・わかりやすい解説

ンデンブ族
ンデンブぞく
Ndembu

デンバ族 Dembaともいう。ザンビア北西部,アンゴラコンゴ民主共和国国境を接する地域に住むバンツー語系の一民族。狩猟農耕を営み,主作物はキャッサバ,雑穀類である。 17世紀に北のルンダ帝国からカノンゲシャに率いられて現在の土地に侵入し,19世紀までルンダ帝国の一首長国であった。広い地域に分散した村の移動性は高く,自律的であるため全体としての統一性は弱く,カノンゲシャと呼ばれる首長の地位もなかば儀礼的なものである。村は母系リニージを核として成立しており,結婚後は夫方居住制原則とする。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む