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アグリ・デクマテス Agri Decumates

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アグリ・デクマテス
Agri Decumates

南西ゲルマニアシュワルツワルトと隣接のライン,ドナウ,マイン川の上流地域を含む三角形の地域を呼んだ古代ローマの名称。フラウィウス朝下のローマ人はラインとドナウのローマ軍の連絡を容易にするため,74~98年の間にローマ領とした。それまでヘルウェチ族,次いでスエビ族の居住地であったが,その後まとまった部族共同体は存在せず,放浪のガリア人が住みついていた。 268年頃ローマ人はアレマンニ人に取って代られた。

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世界大百科事典内のアグリ・デクマテスの言及

【ゲルマニア】より

…皇帝アウグストゥスのガリア行政区の設定(前16)では,属州ゲルマニアはいまだ存在しないが,彼の軍事行動はライン川を越えてエルベ川まで延び,兵站(へいたん)基地のラインラントのローマ化を促した。1世紀後半,帝国はバタウィ人などのゲルマン人らの反乱を鎮圧し,さらにカッティ人を討って,ライン左岸のアグリ・デクマテスAgri Decumatesを領有した。これによりライン川右岸の安全は確保され,〈上ゲルマニアGermania Superior〉と〈下ゲルマニアGermania Inferior〉とからなる属州が成立した(89)。…

※「アグリ・デクマテス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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