アザチオプリン

デジタル大辞泉 「アザチオプリン」の意味・読み・例文・類語

アザチオプリン(azathioprine)

免疫反応抑制剤として、広く使用されている薬剤。抗腫瘍しゅよう薬である6メルカプトプリンの誘導体で、臓器移植時に用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「アザチオプリン」の解説

アザチオプリン
アザチオプリン
azathiopurine

6-[(1-methyl-4-nitroimidazol-5-yl)thio]purine.C9H7N7O2S(277.27).6-スルファニルプリンと5-クロロ-1-メチル-4-ニトロイミダゾールとを縮合させると得られる.淡黄色の結晶.分解点約240 ℃.λmax 276 nm(ε 1.82×104).アルカリ水溶液に可溶,ピリジン,DMFに微溶.プリン代謝を阻害し,抗体産生を抑制する免疫抑制剤で,腎移植手術に使用される.[CAS 446-86-6]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android