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免疫抑制剤 めんえきよくせいざい immunosuppressant

翻訳|immunosuppressant

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

免疫抑制剤
めんえきよくせいざい
immunosuppressant

生体の免疫機能を抑える薬剤。臓器移植後の拒絶反応抑制,重症の自己免疫疾患などに用いられている。シクロスポリン,シクロフォスファミド,アザチオプリンメトトレキセートなどがあるほか,副腎皮質ステロイドも免疫抑制作用がある。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

免疫抑制剤

免疫の働きを抑える薬で、臓器移植や骨髄移植のほか、自らの細胞を異物と認識してしまう自己免疫疾患などの治療に使われる。ウイルスや細菌から身を守る機能を弱めるため、感染症にかかりやすくなる。このため臓器移植では、免疫による拒絶反応を抑えながら感染症も防ぐ両方のバランスが重要となる。移植患者は通常、一生にわたって使い続ける必要がある。

(2009-11-09 朝日新聞 夕刊 1総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

めんえきよくせい‐ざい【免疫抑制剤】

免疫反応を抑制する薬剤。臓器移植の際の拒絶反応を抑えるためや、自己免疫疾患アレルギー性疾患の治療などに用いる。

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百科事典マイペディアの解説

免疫抑制剤【めんえきよくせいざい】

臓器移植の手術後に,拒絶反応を抑えるために投与する薬剤のこと。拒絶反応は移植された臓器を体が〈異物〉とみなすために起きるもので,移植手術が克服すべき最大の課題となっている。
→関連項目腎移植日和見感染症

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世界大百科事典 第2版の解説

めんえきよくせいざい【免疫抑制剤 immunosuppressant】

生体の免疫反応を抑制する薬剤。生体内での免疫反応によって組織が障害を受け病気が起こることがある。とくに抗原物質が自己の体成分である場合は自己免疫疾患とよばれる。自己免疫疾患では多くの場合第1選択剤として副腎皮質ホルモンが用いられるが,副腎皮質ホルモン剤に抵抗を示すなど限界のある場合がある。そこで,そのようなときには免疫反応によってひき起こされる病態に対し,これを抑制し,治療するために免疫抑制剤が用いられる。

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大辞林 第三版の解説

めんえきよくせいざい【免疫抑制剤】

リンパ球などに作用し生体の免疫作用を抑制する薬剤。自己免疫疾患の治療や臓器移植時の拒絶反応の抑制に用いられる。 ↔ 免疫賦活剤

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

免疫抑制剤
めんえきよくせいざい

免疫反応を抑制する薬剤で、臓器移植の際の免疫拒絶反応を抑制するために用いられるほか、糸球体腎炎(しきゅうたいじんえん)やリウマチ性疾患など自己免疫疾患、アレルギー性疾患の治療に用いられる。作用機序としては抗体の産生を抑制することであり、多くのものは抗悪性腫瘍(しゅよう)剤として用いられている。すなわち、アルキル化剤であるサイクロホスファミドやクロラムブシル、プリン拮抗(きっこう)剤である6‐メルカプトプリンやアザチオプリン、ピリミジン拮抗剤の5‐フルオロウラシルやシトシン‐アラビノシド、抗生物質であるマイトマイシンC・ダクチノマイシン・シクロスポリン(サイクロスポリン)A・ブレジニン、副腎皮質ホルモン剤などがある。このうち、臓器移植の際にのみ用いられるものに「イムラン」をはじめ、カビの代謝産物であるシクロスポリンAやブレジニンと、リンパ球免疫グロブリンがある。
 なお、免疫抑制剤の投与は副作用として、感染症の増大、生殖細胞への障害などの発生をみることがある。[幸保文治]

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世界大百科事典内の免疫抑制剤の言及

【心臓移植】より

… 心臓移植の成績が向上してきたのは,組織型のよく適合した提供者が選べるようになったこととともに,拒絶反応を防止する移植免疫抑制法が進歩したためである。免疫抑制剤として従来用いられていた代謝拮抗剤,副腎皮質ホルモン,抗ヒトリンパ球血清のほかに,1980年以後はシクロスポリンcyclosporine,FK407等が使用されるようになって,各種臓器移植の予後は著しく改善されており,心臓移植もその例外ではない。今後に残された問題は,心臓移植を必要とする人が手術を待っている間にその1/3が死亡する現実からみて,提供心臓を長時間保存する方法の開発であり,また免疫抑制法に基づく感染も依然として大きな課題の一つであるため,より優れた免疫抑制法の研究等があげられる。…

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