アルゼンチン音楽(読み)アルゼンチンおんがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルゼンチン音楽」の意味・わかりやすい解説

アルゼンチン音楽
アルゼンチンおんがく

アルゼンチンは 16世紀後半からスペイン植民地となり,人口の 80%余がスペイン,イタリア系のヨーロッパ人であるため,圧倒的にラテン系の音楽文化を有する。民俗音楽には,ブエノスアイレスを中心とするポルテニア音楽と,北部一帯の地方民謡ムシカ・フォルクローリカがある。その他,わずかにトリステなどに先住民族インディオの影響が残っている。一方,西洋音楽はキリスト教宣教師により移植された。 19世紀にはスペインの音楽家が移住してきたが,イタリア音楽が支配的であった。 19世紀末になり国民的意識にめざめ,A.ウィリアムが音楽院を設立。 20世紀の作曲家に,カストロ兄弟,A.ヒナステラ,12音音楽の J.C.パスらがいる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む