日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポルテニア音楽」の意味・わかりやすい解説 ポルテニア音楽ぽるてにあおんがくmúsica porteña スペイン語 アルゼンチンの首都ブエノス・アイレスで発展した音楽の総称。19世紀後半からヨーロッパ移民や国内の地方労働者が大量に流入したこの町は、南アメリカの代表的港町である。porteñaはスペイン語のporte(港)が変化した語で、「ブエノス・アイレスの」という意味をもつ。タンゴを中心に、ミロンガ、バルスなども含み、一般にオルケスタ・ティピカによって演奏される。都会音楽であるポルテニア音楽に対して、地方の民俗音楽およびそれに根ざしたポピュラー音楽をフォルクローレとよぶ。[由比邦子][参照項目] | タンゴ | フォルクローレ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例