コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アルファ(α)崩壊 あるふぁほうかい/αほうかい α decay

1件 の用語解説(アルファ(α)崩壊の意味・用語解説を検索)

知恵蔵2015の解説

アルファ(α)崩壊

人工放射性元素が放射線の一種であるアルファ(α)粒子を放出して崩壊(壊変ともいう)し、より安定な原子核に変わること。アルファ粒子は質量数4のヘリウム原子核(He^2+^、陽子2個と中性子2個からなる)である。従って、アルファ崩壊を1回起こした元素は質量数が4、原子番号が2減少した原子核をもつ元素になる。例えば、天然にある質量数238のウラン元素(U:原子番号92)はアルファ崩壊を1回起こすと、アルファ粒子1個を放出してトリウム元素(Th:質量数234、原子番号90)になる。なお、他にベータ(β)崩壊(原子核中の中性子がベータ粒子〈電子〉を放出して陽子に変わる)を起こして原子番号が1つ増えた原子核をもつ元素に変わる場合(例えば質量数234、原子番号90のトリウム元素〈半減期は24日〉はベータ崩壊を1回起こして原子番号91のプロトアクチニウム元素〈Pa〉になり、不安定なPa元素〈半減期は1.2分〉は更にもう1回ベータ崩壊を起こして安定なウラン元素〈質量数234、原子番号92〉になる)やガンマ(γ)崩壊(励起された原子核がその励起されたエネルギー分に等しいガンマ線〈電磁波〉を放出して安定な原子核に変わること、質量数と原子番号は不変)がある。

(市村禎二郎 東京工業大学教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

アルファ(α)崩壊の関連キーワード原子力電池人工放射能放射化学放射化分析人工放射性核種人工放射性元素放射性元素人工放射性原子天然放射性元素放射化学分析

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone